恵比須講

1月20日は「恵比須講」だ

恵比須様が家から出稼ぎに出かける日と言われている。
この日は「朝恵比須」と言って、
朝のうちに恵比須大黒の神棚に供え物をする。
供え物の内容は地域によって様々だが、
「尾頭付きの魚」だけは、
どこも共通しているようだ。
画像は「そば、赤飯、鰯の干物」の例になる

恵比須様は大黒様とセットで、
「二福伸」として祀られているため、
本来はこれを2人分準備することになる。
画像はスペースの関係もあって、お箸だけ2人分セットしている。

また、恵比須大黒の神棚にはこの他に、
家中の財布をかき集めて来て、
「一升桝に空の財布を入れたもの」も、
供え物といっしょに置いておく

「うちには見ての通りお金がないので、たくさん稼いで来てください」
という意味があるのだという。
恵比須様にお金を見せると、出稼ぎに行かなくなるので、
空の財布を置いておくのだそうだ。
恵比須様って神様なのに、
そんなさぼり癖があるのかと思わず笑ってしまうのだが、
それと同時に親しみを感じるエピソードでもある。
ちなみに「恵比須講」は、各家庭で行われる年中行事で、
神社や地域で行われる「十日えびす」とは関係がない・・・・・・


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